ひめはくらじお第9回

 

ジャカジャカジャカ〜ン♪

ジャジャジャ〜ン♪


「呂姫!!」

「ん?」

「ちょっと何寝てるのよ!!」

「何よ?」

「らじおに決まってるでしょ!!」

「え? らじおって終わってなかったの?」

「当たり前でしょ!! あんな中途半端な終わり方なんてあるわけないでしょ!!」

「ふあぁ〜……ねむ」

「何よ……やる気ないわね」

「これだけ間があけばやる気もなくなるわよ」

「うぅ……」

「どうしたのよ?」

私がこのらじおの再開をどれだけ待ってたかも知らないで……

「え? 何? 声が小さくて聞こえないわ」

「うるさいこの鈍感!!」

 

〜・〜・〜

 

「まぁしょうがないわね……はじまったんだし、やるしかないわね」

「そうよ!! やるったらやるの!!」

「にしても、新バージョンはどう?」

「まぁ全体的に西涼は見ないけど、極端に尖った勢力がないって聞いてるわ?」

「まぁ三国と西涼、袁、他それぞれ強いって言われてるデッキがあるものね」

「お前的に注目は何なの?」

「人馬、全突かしら」

「あ、私と同じ」

「西涼は少ないって聞いてるけど、全突の効果時間アップによる圧倒的な殲滅力は一見の価値ありよ?」

「私たちも問題なく入れるしね」

「まぁ最近では1、5コスには計略が強化されたUC馬騰、1コスには成公英とか見かけるらしいけどね」

「何でこんなことになったのよ〜」

「別にいいじゃない、私たち使う君主も少なくは無いわよ」

「ま、確かに……」

 

〜・〜・〜

 

「他の国とかどう?」

「魏は魏武が駄目になったから覇者・攻守・神速の号令がメインになってるわね」

「張遼ってなんだかんだで根強い人気よね」

「よく分からないけどやっぱり三国志上の張遼の人気、イラスト、計略の爽快感とかいろいろな要員でファンが多いらしいし」

「一時は張遼使ってる君主ってケ艾持ってない人扱いされてたのにね」

「アンチケ艾派の張遼使いは今こそ言うべきね」

「“遼来々”」

 

〜・〜・〜

 

「蜀は?」

「陣法桃園じゃないの?」

「そうよね……にしてもここの君主も馬鹿よね。いつまで解除陣法にこだわってるのかしらね、さっさと流行りにのったらいいのに」

「いいの? 私たちいなくなるわよ」

「!!」

「ま、それは置いておいて、最近は質実趙雲、諸葛センをよく見るわね」

「あ〜、そうね……なんか見るわね」

「まぁ趙雲の方はもとからスペックあったし、計略の上方修正が大きいわね」

「諸葛センもうまく使えば完全におじ様封殺できるしね」

「たしかに、諸葛センに雷落とされ続ける父上は見てられなかったわ」

 

〜・〜・〜

 

「呉はいうまでもなく徒弓麻痺矢と孫呉デッキよね」

「そうね、徒弓麻痺矢は騎馬単でも下手したらつらいしね」

「孫呉デッキは計略の使用をミスらなければ一方的に押せるしね」

「どっちもそれなりにスキルがいるっていうのが問題かしら?」

「そうね、孫呉の発動のタイミングや、麻痺徒弓決めるための士気温存とか、どっちも結構シビアよね」

 

〜・〜・〜

 

「ぁ……あの」

「?」

「私は……その、どうすれば……いいんでしょうか?」

「しゃー!! がるるるるるるるる……」

「はぅっ」

「何威嚇してんのよ……」

「ふん……それであんた、いつからいたの?」

「最初からいたんですけど……その、お二人が仲良く話す姿を見ているとどうにも間に入りづらくて……」

「あら、それは悪かったわね、気がつかなくて」

「そう思うんならずっと黙ってなさいよ」

「何ツンケンしてるのよ」

「別にしてないわよ」

「その……すみません」

「あ〜!! 何よ何よ!! あんたが謝ったら私がいじめっ子みたいじゃないの!! あ〜そうですか!! そうやって周りの君主も骨抜きにしてるわけですか!!」

「止めなさいって」

「ふんっ」

「気にしないでいいわ、あなたが最近輪をかけて人気だから嫉妬してるのよ」

「はぁ……」

「勝手なこと言わないでよ!! 私が本気出せばランキング1位確保なんて余裕なんだから!!」

「そうですね、董白さんは人気もあってスペックも優秀ですし」

「……」

「?」

「くあぁあぁぁあ!!! ほんとに何なのよ!! その余裕!! ムカツクわね!!」

「だから止めなさいって、だいたい水計騎馬の強力さはそれなりに前から確立されてたし」

「それを確立したのはC陳宮でしょ!! 何で今はこの女が走り回ってるのよ!!」

「はぅ……」

「仕方ないでしょ、陳宮は排出停止になったうえにこの娘は戦器も特技も持ってるんだから」

「は、おまけにこの見た目にみんなだまされてるってわけ?!」

「!!」

「だから止めなさいっていってるでしょ、みっともないわね」

「うぅ〜……」

「あ、あの……」

「何よ、何よ何よ何よ!! この女の肩ばっかり持って!! 呂姫の癖に!!」

「の癖にって何よ、大体間違ってるのはどう考えてもあなたなんだから彼女の肩を持つのは当然でしょ」

「あ、えっと……」

「うぅぅぅ〜……いいわよいいわよ!! そんなにその女がいいなら好きにしなさいよ!! 呂姫の馬鹿ー!!

「は?」

「うわぁぁぁぁぁん!!! おじいさまぁ〜!!!!」

 

〜・〜・〜

 

「あぁもう……なんだったのよ」

「その、すみません……」

「あなたに非は無いわ、謝る必要は無いの」

「そうでもないです……」

「え?」

「……私が至らないせいで、陛下と兄上はうまくいかずに……」

「……」

「私が兄上をもっと強くいさめることが出来ていれば、陛下はあんな仕打ちを受けることはなかったのに……きっと私は不幸を呼んでしまう女なのです……」

「ちょっと、何泣いてるのよ……大体あなたの所の複雑な家庭の事情を持ってこられても私分からないし」

「あぅ……すみませんすみません」

「ちょっと?」

 

−ポロポロ−

 

「いい加減に泣き止んで……」

「ふ、ふぁぁぁぁん!!!!」

 

−だばだば−

 

「聞いてる?」

「私のせいで!! 私のせいでー!!!」

 

−ゴォォォォォォ−

 

「ちょ、待った待った!! 涙が溢れてきてなんか変なんだけど」

「うわぁぁぁぁぁん!! 申し訳ありません〜!!!」

「ちょ、やめ……涙に、流される!!」

 

−ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!−

 

〜・〜・〜

 

「申し訳ありません……取り乱してしまって」

「別にいいわよ……ただ、何であなたが水計使いか分かった気がするわ」

「え?」

「気にしないで……にしても、いるんでしょ?」

「ッ!!」

「いつまでも拗ねてないで、今回もお便りあるんだから、ちゃんと読みなさいよ」

「……むぅ」

「あの、董白さん」

「何」

「お気に障るかもしれませんが、申し訳ありません」

「もういいわよ、私も大人気なかったわ」

「はいはい、ひと段落ついたところでお便り」

「えっと……どれどれ『呂姫さん、董白様に質問です。このたびのバージョンアップで弱体化して、更に居場所がなくなってしまった呂布殿。そんな呂布殿に励ましの声をかけるとしたら?』 ラジオネーム「モヨコな王異は認めない」……ふんふん、ちゃんと私のこと様付けね、関心関心♪」

「魏の王異様が好きな方なんですね」

「らしいわね」

「でも本当に、西涼の王異様も素敵ですけど魏の王異様も素敵なんですよ」

「たしかに、あいつの計略複数で食らったら勝てる気がしないわ」

「りりしくて綺麗で、私の憧れです」

「ま、その気持ちは分からないでもないわ」

「董白さんには呂姫さんがいますものね」

「!!」

「は?」

「なななななななななな!!!! 何言ってるのよ!!」

「やっぱりこうして戦に参加する以上、強い女性の方にはあこがれますよね♪」

「え?」

「どうかしましたか?」

「え、あ、なんでもないわ!! まぁ、そうね」

「で、質問に関してだけど……」

「おじ様って今は全体的にどうなの?」

「そうね、さっきも言ったけど最近は諸葛センに雷落とされてるところしか見ないわ」

「せっかくこういう質問だったのですから、今回のゲストは私ではなく厳氏様に出ていただいたほうがよかったでしょうか?」

「それは心配ないわ、漫画のほうの対決にひと段落ついたらこっちに出てくれるって母上が言ってたし、そのときに聞くわ」

「じゃあおじ様、弱体化した計略はどうなの?」

「タイミングさえ間違わなければ今でも十分号令潰せるわよ、効果時間と武力上昇は変わってないわけだし、ただ最近は“教え無双”をたまに見るわね」

「確かに教え無双なら雷1本で落ちることはほとんどないしね」

「ただ使うのが遅いと兵力で負けてしまうというわけですね」

「そうね、つまりは今の私と似たような感じかしら? 回復には期待するなって言う感じ?」

「じゃあそこを踏まえておじ様に励ましのメッセージを」

「ま、父上は地味に人気あるから使う人がいなくなることは無いと思うし、先生にうまく教えてもらって号令潰してください」

「まぁ私はおじ様と同じデッキにまず入らないですし、たいしたこと言えないかもしれませんが、うまく他軍とがんばっていってください」

「……えっと、場違いですがせっかくですし私からも一言……多分私は呂布様にとってかなり嫌な計略持っていると思うのですが、士気差では呂布様側のほうが有利です、その士気差をうまく使ってこれからもいい勝負をしましょう」

 

〜・〜・〜

 

「このたびは本当にありがとうございました」

「別に、ゲストで来たんだし、特に何も言わないわよ」

「どの口がそんなこといえるのかしら?」

「うう……」

「くす……では、今回はこのあたりで失礼します」

「えぇ」

「ふん、またね」

 

〜・〜・〜

 

「で? 久しぶりのらじおはどうだった?」

「結構疲れたわ、呂姫は?」

「まぁ久々だったし、あなたもこれから頑張るんでしょ、なら一緒に頑張るしかないわよ」

「うん、よかった」

「それではひめはくらじお第……何回だっけ?」

「9よ!! 何忘れてるのよ!! 忘れないでよ!!」

「悪かったわね……それでは、ひめはくらじお第9回」

「これにて終了♪」

 


ジャカジャカジャカ〜ン♪

ジャジャジャ〜ン♪

 

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